2933:紀文食品 
目論見書のポイント、AI分析


目次 Index

新規上場・IPO時の
チェックポイント

AI分析 
AI-Analysis

■AI分析

 IPOの情報をAIが統計的に傾向を分析。
 5に近いほど公募価格に対して初値の上昇率が高い傾向を示す。
人気基準 スケール基準 公募売出基準 上場基準 市場環境(公募期間) 事業性基準
1 1 4 1 5 1
※傾向の分析であり、結果を保証するものでは一切ありません。
株式の購入や売却等を勧誘するものではなく、また、投資アドバイスでもありません。
※詳しくは免責事項を確認ください。

■AI分析チャート

<IPO条件の傾向が近い過去上場の銘柄群>

名称 初値
変化率
2229:カルビー
+0.0%
6235:オプトラン
+66.9%
7184:富山第一銀行
+6.4%
7780:メニコン
+73.5%
4578:大塚ホールディングス
+3.3%
1887:日本国土開発
+22.4%

会社概要 CompanyOverview

https://www.kibun.co.jp/



まとめ Summary

新規公開情報 
Initial Public Offering Memo

■上場前時価総額・発行比率・希薄化比率・ロックアップ解除情報

■申込/購入スケジュール情報

■公募売出詳細情報

  複数の幹事証券会社に申込するとより当選しやすくなります
みずほ 野村 大和 SMBC日興 SBI 極東 エース
主幹事 幹事 幹事 幹事 幹事 幹事 幹事

■公募売出条件履歴

更新日 想定価格 仮条件 公募売出価格
初期募集時2021-03-081310円
仮条件決定時2021-03-231060~1160円
価格決定時2021-03-311160円
その他変更2021-05-211160円

更新日 公募
国内海外
合計株数
公募
(海外割当)
売出&OA
国内海外
合計株数
売出
(国内割当)
売出
(海外割当)
OA
(国内割当)
OA
(海外割当)
初期募集時2021-03-083,000,00001,765,6001,144,0000621,6000
仮条件決定時2021-03-233,000,00001,765,6001,144,0000621,6000
価格決定時2021-03-313,000,00001,765,6001,144,0000621,6000
その他変更2021-05-213,000,00001,765,6001,144,0000621,6000
 ※:( )は内訳を表す 例:公募(海外割当)の場合、公募の国内割当と海外割当があり、そのうち海外割当分を示す



事業概要 BusinessOverview

事業概要は、
水産練り製品、惣菜、水産珍味類等の食品の製造販売や
水産練り製品の原材料となるすり身及び水産練り製品等の水産品、農畜産品の輸出入と国内仕入販売
がメイン事業で、国内、海外に展開しています。
この他に、食品の輸出入・国内仕入販売も行っています。
水産品以外には、卵、穀物、大豆、胡麻等の農畜産物も扱っています。
紀文の豆乳は豆乳ファンには有名ではないでしょうか。



事業情報 Business Memo

事業構成(または売上構成)について
 FY20/03期の売上構成は、


事業(または売上)について
国内食品事業は、
日本国内において水産練り製品、惣菜、水産珍味類等の食品の製造販売、
水産練り製品の原材料となるすり身、水産練り製品等の水産品、農畜産品の輸出入と国内仕入販売を行っています。
食品の製造販売は水産練り製品、惣菜、水産珍味類があります。
水産練り製品の主な製品は、蒲鉾、カニ風味かまぼこ、竹輪、はんぺん、伊達巻、さつま揚げ等です。
惣菜の主な製品は、中華惣菜、糖質0g麺R等のめん、玉子加工惣菜等です。
水産珍味類は、主な製品は海産物を使用した珍味で、子会社の北食で製造・加工し、仕入販売しています。

海外食品事業は、
海外において水産練り製品等の食品の製造販売や水産練り製品やすり身等の農畜水産品の輸出入、
仕入販売を行っています。 食品の製造販売は、タイの子会社や関連会社で行い、
大半を北中米、アジア、オセアニア、欧州に商社経由で販売しています。
主な製品は、カニ風味かまぼこを中心とした水産練り製品です。
食品の輸出入及び仕入販売の主な取扱商品は、
すり身、魚介類、穀物、大豆、胡麻等の農産物、水産練り製品、惣菜です。
米国、香港、シンガポール、韓国、中国、欧州に輸入販売を行う子会社があります。

食品関連事業の主たる事業は、ロジスティクス事業です。
紀文フレッシュシステムが行っています。
荷主から物流を一貫して請け負う3PL(サードパーティ・ロジスティクス)ビジネスと、
複数の顧客と同社が車両を共有して配送する共同配送事業等を行っています。



PICKUP

紀文の商品の一例
紀文の豆乳も有名ですが、創業時からのメインのプロダクトは水産練り製品です。
国内では家庭向けにスーパーマーケットやコンビニで販売しています。
海外向けは、飲食店向けの業務用卸売りがメインです。
コロナによる影響で外食産業はダメージを負ったため、卸売りの売上が減少しました。
今後、外食産業が回復することで、卸売りは回復する可能性があります。

紀文食品,商品例


創業者一族が会長(上場時)
創業者の保芦邦人氏の一族である、保芦將人氏が会長(上場時)

業績の季節性
水産練り製品は、おでん、鍋物、お正月のおせちなどに多く消費される傾向が国内ではあるため、
10-12月の決算である3Q決算の売上が増加する傾向があります。

原材料の市況と業績との関係について
商品の主原料は、国内外から調達するスケソウダラのすり身をはじめとした水産資源です。
安定的な原材料確保に努め、これらを複数のルートから調達していますが、
水産資源の減少や漁獲規制による水揚げ数量の減少、国際的な水産資源の需要変化に伴う供給減等によって、
原材料の価格が上昇する可能性があります。

FY21年3月期の会社計画(売上減少の中における営業利益増加の背景について)
原価構造はコロナ禍の影響による変化はそれほど大きくはないようですが、
販管費において、
国内食品事業におけるコロナ禍影響に起因する販売促進費の大幅な減少(前期比 20.4%減少)や、
全セグメントおける出張や外出の自粛に起因する旅費交通費の減少(前期比 54.6%減少)によって、
営業利益率の改善が大きくなっています。
今後の販売促進費や旅費交通費が減少するかはコロナ禍後にならないと定かではないですが、
通常に戻るようであればこのコストは増加する可能性があります。



事業が近い企業 Competitor

などがあります