目次 Index
新規上場・IPO時の
チェックポイント
会社概要 CompanyOverview
- 会社名称:ビッグツリーテクノロジー&コンサルティング
- 概要:クラウド・AI・RPA・デジタルマーケティングなどの最新技術を活用した、ITコンサルティング・システム開発によるDX推進支援です
- 業種セクターは、情報・通信業です
- 東証マザーズに上場予定です。
- 企業規模は、(上場前)想定時価総額が、
(公募増資前)約348億円 (公募増資後)約351億円です
- 主幹事証券会社は、三菱UFJモルガン・スタンレー・大和です。
https://www.bigtreetc.com/
まとめ Summary
- DX推進支援コンサルティングサービス
- クラウド・インテグレーションやAIオートメーションのシステムコンサルティング
- 案件のターゲットが1~10億円規模
- 粗利率が約30%
- 2002年創業、2018年に投資ファンドによるM&Aを経て現在の会社となっている
- 投資ファンドが筆頭株主、創業者は第二位株主だが、投資ファンドへ一部売却し、代表取締役ではない
- ベンチャーキャピタルが上場時に50%前後を売り出す
- のれんが連結総資産の約70%ある
- 会計基準がIFRSのため、毎年のれん償却がなく、突然のれん減損が発生する可能性がある
- 新株予約権が約25%ある
新規公開情報
Initial Public Offering Memo
■上場前時価総額・発行比率・希薄化比率・ロックアップ解除情報
- 企業規模は、(上場前)想定時価総額が、
(公募増資前)約348億円 (公募増資後)約351億円です
- 公募総額は、3.0億円です
- 売出総額は、210.7億円です
- 公募増資による希薄化率は、約1%です
- 売出率は、約60%です
- 発行済株式数は、(公募前)6,968,856株です、
(公募後)7,028,856株です
- 新株予約権等の希薄化株数は、1,715,714株です
- 180日ロックアップ解除(当初予定)日は、2022年08月02日です
■申込/購入スケジュール情報
- 抽選(申込)期間:
2022年01月20日(木)~2022年01月26日(水)
購入する権利を得るために抽選の申込をする期間
- 当選発表日 :
2022年01月27日(木)
当選とともに購入価格(公募/売出価格)が決定する日付
- 購入(申込)期間:
2022年01月28日(金)~2022年02月02日(水)
当選した際に購入の意思表示(申込)をする期間
- 上場日予定日 :
2022年02月04日(金)
■公募売出詳細情報
- 申込株数単位:100株 (当選に必要な申込金額は、500,000円)
- 想定発行価格は、5000円です
- 仮条件は、未確定です
- 公募/売出価格は、未確定です
- 公募株数は、60,000株です
(国内募集:60,000株+海外募集:0株)
- 売出株数は、4,213,400株です
(国内売出:4,213,400株+海外売出:0株)
- 国内当選口数は、42,734口です
- 主幹事証券会社は、三菱UFJモルガン・スタンレー証券/大和証券です
(当選口数が多い)
- その他幹事証券会社は、SMBC日興証券/野村證券/SBI証券/マネックス証券/岩井コスモ証券/あかつき証券/楽天証券/岡三証券/松井証券/いちよし証券/丸三証券/極東証券です
(主幹事より当選口数が少ない)
複数の幹事証券会社に申込するとより当選しやすくなります
三菱UFJモルガン・スタンレー |
大和 |
SMBC日興 |
野村 |
SBI |
マネックス |
岩井コスモ |
あかつき |
楽天 |
岡三 |
松井 |
いちよし |
丸三 |
極東 |
主幹事 |
主幹事 |
幹事 |
幹事 |
幹事 |
幹事 |
幹事 |
幹事 |
幹事 |
幹事 |
幹事 |
幹事 |
幹事 |
幹事 |
■公募売出条件履歴
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更新日 |
想定価格 |
仮条件 |
公募売出価格 |
初期募集時 | 2021-12-28 | 5000円 | | |
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更新日 |
公募 国内海外 合計株数 |
公募 (海外割当) |
売出&OA 国内海外 合計株数 |
売出 (国内割当) |
売出 (海外割当) |
OA (国内割当) |
OA (海外割当) |
初期募集時 | 2021-12-28 | 60,000 | 0 | 4,213,400 | 3,656,100 | 0 | 557,300 | 0 |
※:( )は内訳を表す 例:公募(海外割当)の場合、公募の国内割当と海外割当があり、そのうち海外割当分を示す
事業概要 BusinessOverview
事業概要は、
「Technology」と「Consulting」スキルを融合させ、顧客の売上向上や顧客の先にいるエンドユーザーの行動変化を実現するデジタルトランスフォーメーションを、顧客のパートナーとして一緒に実現していくDX推進支援サービスを提供しています。
事業情報 Business Memo
事業構成(または売上構成)について
FY20/12期の売上構成は、
事業(または売上)について
DX事業は、
クラウド・インテグレーション事業、AIオートメーション事業に大きくわかれます。
クラウド・インテグレーション事業では、クラウドサービスやデジタルマーケティングサービスを提供しています。
クラウドサービスでは、レガシーシステムからクラウドへの移行を支援するクラウドトランスフォーメーション、レガシーシステムをクラウド化するに留まらずアプリケーションもクラウド上での利用を前提に設計するクラウドネイティブ開発、アプリケーション機能の開発のみならず運用管理も一体となって提供するマネージドサービス等、顧客のニーズに合わせて顧客のデジタル化を支援しています。
デジタルマーケティングサービスでは、戦略立案、プラットフォーム構築からビッグデータ解析、運用改善まで、顧客のあらゆる課題解決を支援し、売上向上の実現に協力しています。
AIオートメーション事業では、RPAインテグレーションやAIサービスを提供しています。
RPAインテグレーションでは、RPAベンダーのツールから顧客に最適なRPA製品の選定・導入コンサルティング、ロボット設計、運用保守までワンストップでサービスを提供しています。
AIサービスでは、ディープラーニングやマシンラーニングによるオーダーメイドのAIモデルの構築や、大手ベンダーのAPIを活用したAIインテグレーションサービスを提供しています。
HR事業は、
DXを推進していく上で必要な、コンサルタントやアーキテクト、システムエンジニアといった市場に不足しているIT人材の調達を支援するために「BTCエージェント」という人材調達サイトを運営しています。高度なスキルを持つフリーランス向けの人材紹介・マッチングサービスです。
PICKUP
ターゲット顧客について:
大手SIerが積極的に取り扱わない1~10億円程度の案件をターゲットとし、顧客調整能力、技術力や開発スピードの観点で準大手SIerが手掛けにくい難易度の高い案件が中心
顧客規模別:
今後の成長について:
コンサルティング企業の成長の源泉は、人当たり売上の拡大と従業員数の拡大の両方が重要です。DXの需要がある市場において、優秀な人材の確保が売上成長要因となる可能性が高いです。
リスクは、不採算プロジェクトが発生することによる収益性の低下、人材不足、その他として自社のM&Aにおいて多額の借入金があり、多くが変動金利であることから、金利上昇リスクがあります。
事業が近い企業 Competitor
DX事業関連の企業は大規模から小規模まで数多くあり、比較的大きな企業では、
- (4373)シンプレクス
- (9613)NTTデータ
- (6702)富士通
- (8056)日本ユニシス
HR事業関連の企業は、
などがあります。