目次 Index
新規上場・IPO時の
チェックポイント
AI分析
AI-Analysis
■AI分析
IPOの情報をAIが統計的に傾向を分析。
5に近いほど公募価格に対して初値の上昇率が高い傾向を示す。
人気基準 |
スケール基準 |
公募売出基準 |
上場基準 |
市場環境(公募期間) |
事業性基準 |
4 |
3 |
2 |
5 |
5 |
5 |
※傾向の分析であり、結果を保証するものでは一切ありません。
株式の購入や売却等を勧誘するものではなく、また、投資アドバイスでもありません。
※詳しくは免責事項を確認ください。
■AI分析チャート
<IPO条件の傾向が近い過去上場の銘柄群>
名称 |
初値 変化率 |
| +186.7% |
| +361.5% |
| +165.6% |
| +167.7% |
| +115.1% |
| +108.3% |
会社概要 CompanyOverview
- 会社名称:セカンドサイト
- 概要:機械学習やディープラーニングなどを用いたアナリティクス・コンサルティングサービス及びAIプロダクトの提供です
- 業種セクターは、情報・通信業です
- グロースに上場予定です。
- 企業規模は、(上場前)想定時価総額が、
(公募増資前)約35億円 (公募増資後)約36億円です
- 主幹事証券会社は、SMBC日興です。
https://www.sxi.co.jp/
まとめ Summary
- アナリティクスコンサルティングとAIプロダクトを提供
- ストック売上比率が約3-4割
- 粗利率が6割後半
- 2016年創業
- 新生銀行とグリフィンストラテジックパートナーの合弁会社として設立
- 新生銀行が議決権のない甲種類株式の約14%を含めて約18%保有、グリフィンストラテジックパートナー出身3名が会長や社長であり、甲種株式を含めて約27%保有
- この甲種類株式は普通株式に対して優先配当権と優先残余財産権がありますが、議決権はありません
- エクシオ、TIS、セブン銀行、ミロク情報などと資本業務提携があり、株式を保有
- 新株予約権が約45万株(普通株式の約17%)ある
新規公開情報
Initial Public Offering Memo
■上場前時価総額・発行比率・希薄化比率・ロックアップ解除情報
- 企業規模は、(上場前)想定時価総額が、
(公募増資前)約35億円 (公募増資後)約36億円です
- 公募総額は、0.7億円です
- 売出総額は、8.0億円です
- 公募増資による希薄化率は、約2%です
- 売出率は、約23%です
- 発行済株式数は、(公募前)2,512,322株です、
(公募後)2,562,322株です
- 新株予約権等の希薄化株数は、446,124株です
- 90日ロックアップ解除(当初予定)日は、2022年07月02日です
- 180日ロックアップ解除(当初予定)日は、2022年09月30日です
■申込/購入スケジュール情報
- 抽選(申込)期間:
2022年03月17日(木)~2022年03月24日(木)
購入する権利を得るために抽選の申込をする期間
- 当選発表日 :
2022年03月25日(金)
当選とともに購入価格(公募/売出価格)が決定する日付
- 購入(申込)期間:
2022年03月28日(月)~2022年03月31日(木)
当選した際に購入の意思表示(申込)をする期間
- 上場日予定日 :
2022年04月04日(月)
■公募売出詳細情報
- 申込株数単位:100株 (当選に必要な申込金額は、139,000円)
- 想定発行価格は、1290円です
- 仮条件は、1290円-1390円です
- 公募/売出価格は、1390円です
- 上場初値は、3190円です(+129.5%)
- 公募株数は、50,000株です
(国内募集:50,000株+海外募集:0株)
- 売出株数は、575,600株です
(国内売出:575,600株+海外売出:0株)
- 国内当選口数は、6,256口です
- 主幹事証券会社は、SMBC日興証券です
(当選口数が多い)
- その他幹事証券会社は、大和証券/SBI証券/楽天証券/水戸証券です
(主幹事より当選口数が少ない)
複数の幹事証券会社に申込するとより当選しやすくなります
SMBC日興 |
大和 |
SBI |
楽天 |
水戸 |
主幹事 |
幹事 |
幹事 |
幹事 |
幹事 |
■公募売出条件履歴
|
更新日 |
想定価格 |
仮条件 |
公募売出価格 |
初期募集時 | 2022-02-28 | 1290円 | | |
仮条件決定時 | 2022-03-16 | | 1290~1390円 | |
価格決定時 | 2022-03-25 | | | 1390円 |
|
更新日 |
公募 国内海外 合計株数 |
公募 (海外割当) |
売出&OA 国内海外 合計株数 |
売出 (国内割当) |
売出 (海外割当) |
OA (国内割当) |
OA (海外割当) |
初期募集時 | 2022-02-28 | 50,000 | 0 | 575,600 | 494,000 | 0 | 81,600 | 0 |
仮条件決定時 | 2022-03-16 | 50,000 | 0 | 575,600 | 494,000 | 0 | 81,600 | 0 |
価格決定時 | 2022-03-25 | 50,000 | 0 | 575,600 | 494,000 | 0 | 81,600 | 0 |
※:( )は内訳を表す 例:公募(海外割当)の場合、公募の国内割当と海外割当があり、そのうち海外割当分を示す
事業概要 BusinessOverview
事業概要は、
データ分析やAIを活用したアナリティクスコンサルティングとそのプロダクトの提供を行っています。
新生銀行とコンサルティング会社が共同で合弁会社を設立した企業です。
事業情報 Business Memo
事業構成(または売上構成)について
直近21年3期の売上構成は、
事業(または売上)について
アナリティクス・AIサービス事業は、
フロー売上がメインのアナリティクスコンサルティングとストック売上がメインのAIプロダクトがあります。
アナリティクスコンサルティング事業は、
データ分析や機械学習モデルを活用して顧客のビジネス課題を解決するコンサルティングのサービスを提供しています。このセカンドサイト自社開発した機械学習モデルを有効に利用し続けるためには、技術や知識が必要であり、メンテナンス・運用サポートのニーズがあります。
アナリティクスコンサルティングのうち、データ分析や機械学習モデル構築支援のサービスがフロー売上であり、モデル利用のライセンス提供のサービスがストック売上となっています。
AIプロダクト事業は、
アナリティクスコンサルティングを通じて開発された自動化のプログラム及び機械学習モデル構築のノウハウを活用して顧客ニーズに合致した汎用性の高い製品を開発し、自社販売もしくは事業パートナー販売を行っています。
AIプロダクトのうち、AIパッケージやプロダクトの導入のサービスがフロー売上であり、AIパッケージの保守運用やサポートのサービスがストック売上となっています。
PICKUP
フローとストック売上比率について:
AIプロダクトについて:
REDエンジンは、モデルの「適用」を行うシステムです。
開発した機械学習モデルをシステム上で実行し、運用していく上で、モデルの予測精度が変化していないか等のモニタリングや新しいデータで「学習」し直したモデルへの入替え、新しいモデルでのシミュレーションなどの機能があります。
自社開発した機械学習モデルのみならず、顧客が独自に構築した機械学習モデルを運用することも可能となっています。
アナリティクス・プラットフォームは、データの蓄積、加工、抽出の機能を提供するデータ分析基盤をクラウド環境上で製品化したものです。オンプレミス環境での構築や連携も可能となっています。
SQLによるデータの集計やBIツールを用いた可視化や、レポート配信などが主な目的となっています。
また、パッケージではなく必要なライブラリを導入する形式のため、顧客ごとに異なる環境でも、素早くかつ安価にデータ分析環境を構築することが可能となっています。
SXスコアは、自社収集したオープンデータや新生銀行グループの保有する匿名加工されたデータから機械学習モデルを構築することで、顧客が入力した情報に対しスコアを算出することができるプロダクトです。
顧客自ら情報を収集する手間をかけずに、精度の高いスコアを算出することが可能となっています。スコアを算出するためのデータ加工ならびにモデル構築・選定の技術を特許取得しています。
SkyFoxは、顧客自らが機械学習モデルを構築できるSaaS型のプロダクトです。
中小企業から大企業まで、幅広い用途でAIを簡単に利用することが可能となっています。REDエンジンとは異なり、AIの「学習」と「適用」を汎用的に行うことができる反面、モデルのモニタリング機能や処理性能などは備えていません。
顧客は機械学習モデル構築にかかる手間を大幅に低減することができます。例えば、セカンドサイトがデータクレンジングやデータ加工を行い、収集したオープンデータを無料で使えるので、顧客自ら別途情報収集する手間を省けます。
今後の成長について:
コンサルティングサービスからAIプロダクトサービスへフェーズがうつることで、ストック売上比率が高まっていき、売上の安定性が増す可能性があります。
また、企業のDXやAIの取り組みが増える追い風があるため、市場拡大による売上成長の期待も持てます。
リスクとしては、アマゾンウェブサービスの基盤上でクラウドを展開しているため、依存リスクがあることや、人材確保が激化による成長鈍化リスク、期末に売上が偏重する傾向がある季節性リスク、甲種類株式や新株予約権があるため、希薄化リスクも比較的存在します。
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