目次 Index
新規上場・IPO時の
チェックポイント
AI分析
AI-Analysis
■AI分析
IPOの情報をAIが統計的に傾向を分析。
5に近いほど公募価格に対して初値の上昇率が高い傾向を示す。
人気基準 |
スケール基準 |
公募売出基準 |
上場基準 |
市場環境(公募期間) |
事業性基準 |
2 |
4 |
5 |
5 |
5 |
5 |
※傾向の分析であり、結果を保証するものでは一切ありません。
株式の購入や売却等を勧誘するものではなく、また、投資アドバイスでもありません。
※詳しくは免責事項を確認ください。
■AI分析チャート
<IPO条件の傾向が近い過去上場の銘柄群>
名称 |
初値 変化率 |
| +130.0% |
| +151.2% |
| +81.8% |
| -1.7% |
| +155.0% |
| +319.8% |
会社概要 CompanyOverview
- 会社名称:サークレイス
- 概要:クラウドシステムの導入運用支援・自社開発のクラウドシステムの提供です
- 業種セクターは、情報・通信業です
- グロースに上場予定です。
- 企業規模は、(上場前)想定時価総額が、
(公募増資前)約24億円 (公募増資後)約30億円です
- 主幹事証券会社は、大和です。
https://www.circlace.com/
まとめ Summary
- セールスフォースやアナプランの導入コンサルティング、開発、自社SaaSプラットフォームの運営
- コンサルティングサービスの売上構成比率が約6割
- セールスフォースコンサルティングや運用支援の売上構成が約9割を占める
- 粗利率が50%前後
- パソナグループの合弁会社パソナテキーラとして2012年設立
- パソナグループが筆頭株主で約4割を保有
- テキーラLIMITEDが二番手株主で約4割保有
- 新株予約権が約7%ある
新規公開情報
Initial Public Offering Memo
■上場前時価総額・発行比率・希薄化比率・ロックアップ解除情報
- 企業規模は、(上場前)想定時価総額が、
(公募増資前)約24億円 (公募増資後)約30億円です
- 公募総額は、5.4億円です
- 売出総額は、0.8億円です
- 公募増資による希薄化率は、約22%です
- 売出率は、約3%です
- 発行済株式数は、(公募前)3,350,000株です、
(公募後)4,100,000株です
- 新株予約権等の希薄化株数は、273,900株です
- 180日ロックアップ解除(当初予定)日は、2022年10月08日です
■申込/購入スケジュール情報
- 抽選(申込)期間:
2022年03月28日(月)~2022年04月01日(金)
購入する権利を得るために抽選の申込をする期間
- 当選発表日 :
2022年04月04日(月)
当選とともに購入価格(公募/売出価格)が決定する日付
- 購入(申込)期間:
2022年04月05日(火)~2022年04月08日(金)
当選した際に購入の意思表示(申込)をする期間
- 上場日予定日 :
2022年04月12日(火)
■公募売出詳細情報
- 申込株数単位:100株 (当選に必要な申込金額は、72,000円)
- 想定発行価格は、710円です
- 仮条件は、680円-720円です
- 公募/売出価格は、720円です
- 上場初値は、2320円です(+222.2%)
- 公募株数は、750,000株です
(国内募集:750,000株+海外募集:0株)
- 売出株数は、112,500株です
(国内売出:112,500株+海外売出:0株)
- 国内当選口数は、8,625口です
- 主幹事証券会社は、大和証券です
(当選口数が多い)
- その他幹事証券会社は、野村證券/SMBC日興証券/みずほ証券/SBI証券/楽天証券/松井証券/いちよし証券です
(主幹事より当選口数が少ない)
複数の幹事証券会社に申込するとより当選しやすくなります
大和 |
野村 |
SMBC日興 |
みずほ |
SBI |
楽天 |
松井 |
いちよし |
主幹事 |
幹事 |
幹事 |
幹事 |
幹事 |
幹事 |
幹事 |
幹事 |
■公募売出条件履歴
|
更新日 |
想定価格 |
仮条件 |
公募売出価格 |
初期募集時 | 2022-03-08 | 710円 | | |
仮条件決定時 | 2022-03-25 | | 680~720円 | |
価格決定時 | 2022-04-04 | | | 720円 |
|
更新日 |
公募 国内海外 合計株数 |
公募 (海外割当) |
売出&OA 国内海外 合計株数 |
売出 (国内割当) |
売出 (海外割当) |
OA (国内割当) |
OA (海外割当) |
初期募集時 | 2022-03-08 | 750,000 | 0 | 112,500 | 0 | 0 | 112,500 | 0 |
仮条件決定時 | 2022-03-25 | 750,000 | 0 | 112,500 | 0 | 0 | 112,500 | 0 |
価格決定時 | 2022-04-04 | 750,000 | 0 | 112,500 | 0 | 0 | 112,500 | 0 |
※:( )は内訳を表す 例:公募(海外割当)の場合、公募の国内割当と海外割当があり、そのうち海外割当分を示す
事業概要 BusinessOverview
事業概要は、
パソナグループの合弁会社パソナテキーラとして設立。クラウドの導入支援サービスとして、主にセールスフォースのプロダクトを中心に企業へ導入していて、サービスはコンサルティングサービスとプラットフォームサービスがあります。
事業情報 Business Memo
事業構成(または売上構成)について
直近21年3期の売上構成は、
- 60%がコンサルティングサービス
- 40%がプラットフォームサービス
事業(または売上)について
コンサルティングサービスは、
セールスフォース(Salesforce)コンサルティングとアナプラン(Anaplan)コンサルティングがあります。
セールスフォースコンサルティングは、Salesforce社のプロダクトを顧客企業へ導入支援、コンサルティング、開発などを行っています。コンサルティングでは、顧客課題やビジネス環境にマッチしたソリューションを選定し、開発では既存アプリケーションでは満たせない顧客ニーズに対応するため、独自にアプリケーションを開発してサービスを提供します。
アナプランコンサルティングは、顧客企業ビジネス全体の可視性を高めるサービスを提供する、Anaplan社のプロダクトを顧客企業へ導入を行っています。
プラットフォームサービスは、
顧客に導入後のプラットフォームの運用・保守・定着化をサポートするサービスであるカスタマーサクセスと、自社開発のクラウドサービス(海外駐在員管理特化型サービスAGAVE、デジタルコミュニケーションプラットフォームサービスCirclace、個人情報取得申請管理ツールPrigisterOne)を展開するDX、そしてセールスフォース社認定のトレーニングサービスであるエデュケーションがあります。
PICKUP
売上の顧客構成について:
20年3月期の売上のうち、10%を超える大手顧客は、東京電力エナジーパートナーの約12%、アクサ生命の約12%であったが、
21年3月期の売上のうち、10%を超える大手顧客は、アルソア慧央グループの約10%のみとなっている。
導入時の一時売上がそれなりに大きいため、導入後はストック型収益が主要売上となり、顧客あたりの売上が減少することが背景にありそうである。
今後の成長について:
DXやクラウド推進の追い風の中、需要が多いビジネスである。上場の資金調達の使途にあるが、エンジニア不足のために資金を活用することから、エンジニア確保の有無が成長のポイントとなりそうである。決算時のエンジニア数や従業員数の変化に要注目ですね。
リスクとしては、セールスフォース売上構成比率が9割と大きいため、セールスフォース市場の影響を受けやすいこと、自社プロダクトのCirclaceの開発や事業拡大のために投資を行う計画から利益面ではこの新規事業の影響を受けやすいこと、パソナとテキーラの保有割合が大きく市場流動性が約26%と低いことなどがあります。
事業が近い企業 Competitor
クラウドサービスの導入コンサルティング関連は、
- (4434)サーバーワークス
- (3983)オロ
- (4397)チームスピリット
- (3915)テラススカイ
- (4270)BeeX
- (4414)フレクト
などの中堅企業のほか、大手上場企業も幅広く参入しています。