4419:Finatextホールディングス 
目論見書のポイント、AI分析


目次 Index

新規上場・IPO時の
チェックポイント

AI分析 
AI-Analysis

■AI分析

 IPOの情報をAIが統計的に傾向を分析。
 5に近いほど公募価格に対して初値の上昇率が高い傾向を示す。
人気基準 スケール基準 公募売出基準 上場基準 市場環境(公募期間) 事業性基準
1 1 1 5 1 5
※傾向の分析であり、結果を保証するものでは一切ありません。
株式の購入や売却等を勧誘するものではなく、また、投資アドバイスでもありません。
※詳しくは免責事項を確認ください。

■AI分析チャート

<IPO条件の傾向が近い過去上場の銘柄群>

名称 初値
変化率
4490:ビザスク
-12.7%
4258:網屋
+6.6%
4416:True Data
+1.4%
2980:SREホールディングス
-6.6%
3454:ファーストブラザーズ
+2.5%
4255:THECOO
-15.3%

会社概要 CompanyOverview

https://hd.finatext.com/



まとめ Summary

新規公開情報 
Initial Public Offering Memo

■上場前時価総額・発行比率・希薄化比率・ロックアップ解除情報

■申込/購入スケジュール情報

■公募売出詳細情報

  複数の幹事証券会社に申込するとより当選しやすくなります
大和 三菱UFJモルガン・スタンレー 松井 あかつき 楽天 岩井コスモ マネックス
主幹事 主幹事 幹事 幹事 幹事 幹事 幹事

■公募売出条件履歴

更新日 想定価格 仮条件 公募売出価格
初期募集時2021-11-161290円
仮条件決定時2021-12-031100~1290円
価格決定時2021-12-131290円

更新日 公募
国内海外
合計株数
公募
(海外割当)
売出&OA
国内海外
合計株数
売出
(国内割当)
売出
(海外割当)
OA
(国内割当)
OA
(海外割当)
初期募集時2021-11-162,800,000014,996,90012,675,70002,321,2000
仮条件決定時2021-12-032,800,000014,996,90012,675,70002,321,2000
価格決定時2021-12-132,800,000014,996,9005,705,4006,970,3002,321,2000
 ※:( )は内訳を表す 例:公募(海外割当)の場合、公募の国内割当と海外割当があり、そのうち海外割当分を示す



事業概要 BusinessOverview

事業概要は、
「金融をサービスとして再発明する」をミッションに掲げ、金融サービス提供者向けの次世代クラウド基幹システムの提供を行っています。



事業情報 Business Memo

事業構成(または売上構成)について
 FY21/03期の売上構成は、


事業(または売上)について
金融インフラストラクチャ事業は、
金融サービスを運営するのに必要となる複雑な基幹システムを、クラウドベースでSaaS型のシステムをBaaS(Brokerage as a Service)として顧客に提供しています。証券インフラストラクチャ、保険インフラストラクチャを展開しています。
証券インフラストラクチャビジネスでは、自社サービスである「STREAM」に加え、株式会社クレディセゾンをパートナーとする「セゾンポケット」やANA X株式会社をパートナーとするアクティブ資産運用サービス「Wealth Wing」が「BaaS」上で稼働し、保険インフラストラクチャビジネスでは、スマートプラス少額短期保険株式会社が少額短期保険業者としての登録が完了し、保険インフラストラクチャ「Inspire」を利用した少額短期保険である「母子保険はぐ」の販売を開始し、更に、「Inspire」の第2号案件として、あいおいニッセイ同和損害保険株式会社へシステム提供を開始しています。

フィンテックソリューション事業は、
金融機関向けにデジタルトランスフォーメーションやデジタルマーケティングの支援を提供しています。

① ソリューションビジネス
金融機関に対して、デジタルトランスフォーメーションの支援を行い、開発委託費やサービス維持運営費を収益としています。
モジュール化されたソリューションを用いて顧客の要件に迅速に対応し、顧客のニーズに合わせて、ビジネス企画から開発、マーケティングまでEnd-to-Endのソリューションを提供してます。
株式会社三菱UFJ銀行の例では、同社の金融デジタルサービス「MoneyCanvas」のシステム構築支援を開始しています。
グループが保有するデジタル金融の統合基盤技術が採用され、資産運用サービスや保険商品といった様々な金融サービスをラインナップに揃えたプラットフォーム上でアカウントを一元化でき、1つのアカウントで複数の金融機関のサービスを利用することが可能になります。

② マーケティングビジネス
PCやスマートフォンを通じて、潜在層ユーザーにアクセスしたい金融機関の販促活動を支援することで、送客ユーザー数等に応じて広告掲載料を収益としています。
様々な金融関連サービスに関心を有する潜在層ユーザー向けに、当社のウェブサイトやスマートフォンアプリを通じて、金融に関する学習、デモトレーディング等のゲーミフィケーションや金融商品サービスの比較を行うことができるサービスを提供し、潜在層ユーザーを集客してます。
なお、このうち「オーダーフローシェアビジネス」は、2020年11月をもって本ビジネスから撤退しています。

ビッグデータ解析事業は、
「① データライセンスビジネス」と「② データ解析支援ビジネス」で構成され、ビッグデータを保有する企業のデータ利活用の促進を支援しています。

① データライセンスビジネス
ビッグデータを保有する企業のデータを解析し、解析結果をライセンスとして外部に販売することでデータライセンス料を収益としています。
現在はPOSデータやクレジットカードデータ等のデータを中心に、データホルダーとレベニューシェア契約を結び、解析されたデータを官公庁や国内外の機関投資家に提供しています。

② データ解析支援ビジネス
金融機関や事業会社に対して、保有するビッグデータを活用したマーケティングやサービス改善、業務効率向上の支援を行い、開発委託費等を収益としています。



PICKUP

収益モデルについて:
初期導入収益、月額固定収益、従量課金収益があります。
初期導入収益は、金融インフラストラクチャ事業の証券インフラストラクチャ「BaaS」、保険インフラストラクチャ「Inspire」、フィンテックソリューション事業の「ソリューションビジネス」における新規導入開発費やビッグデータ解析事業の「データ解析支援ビジネス」の一時収益です。
月額固定収益は、金融インフラストラクチャ事業の証券インフラストラクチャ「BaaS」、保険インフラストラクチャ「Inspire」のインフラ利用料、フィンテックソリューション事業の「ソリューションビジネス」におけるサービス運営費やビッグデータ解析事業の「データライセンスビジネス」のライセンス料です。
従量課金収益は、金融インフラストラクチャ事業の証券ビジネスや保険ビジネス、フィンテックソリューション事業の「マーケティングビジネス」、「オーダーフローシェアビジネス」から生じる、取引量に連動する収益があります。

BaaSの特徴とイメージ図:
証券サービスの構築に必要となる多様な外部連携を全てクラウド上で管理することで、パートナー企業は、独自開発時に比べ、初期投資額を削減することができ、企画からサービス開始までの期間も短縮することが可能である点が特徴。

Finatext HD,BaaS


保険インフラストラクチャの特徴とイメージ図:
保険インフラストラクチャ「Inspire」の特徴は、パートナー企業が初期導入時のシステム開発費用、月次の定額利用料を支払うことで、新規保険商品の導入を短期間で実現でき、保険商品を購入から保険金支払いまでの全てのプロセスをオンライン上で行うことができる点です。
Finatext HD,保険インフラストラクチャ


今後の成長について:
BaaSについては、基本合意契約または業務委託契約を5社と締結しているため、初期導入収入やその後の月額課金収入による売上増加の期待が持てます。

リスクとしては、2021年6月期における顧客パートナー数は、証券ビジネスで3社、保険ビジネスで3社の合計6社と少ないため、大手顧客の売上影響が大きいですが、顧客パートナー数が増加することで安定的になっていく可能性があります。



事業が近い企業 Competitor

BaaSのサブスクリプションを提供している日本企業はほとんどありません。
しかし、事業のうちの金融機関向けDXやマーケットビジネスやビッグデータ解析については、競合他社がいます。
などがあります。