人気基準 | スケール基準 | 公募売出基準 | 上場基準 | 市場環境(公募期間) | 事業性基準 |
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5 | 1 | 5 | 5 | 2 | 1 |
<IPO条件の傾向が近い過去上場の銘柄群>
名称 | 初値 変化率 |
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+27.8% | |
+21.6% | |
+57.9% | |
+25.8% | |
+300.0% | |
+26.5% |
みずほ | SBI | SMBC日興 | いちよし | エース |
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主幹事 | 幹事 | 幹事 | 幹事 | 幹事 |
更新日 | 想定価格 | 仮条件 | 公募売出価格 | |
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初期募集時 | 2020-06-26 | 820円 | ||
仮条件決定時 | 2020-07-13 | 1000~1200円 | ||
価格決定時 | 2020-07-21 | 1200円 |
更新日 | 公募 国内海外 合計株数 |
公募 (海外割当) |
売出&OA 国内海外 合計株数 |
売出 (国内割当) |
売出 (海外割当) |
OA (国内割当) |
OA (海外割当) |
|
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初期募集時 | 2020-06-26 | 2,100,000 | 0 | 1,005,000 | 600,000 | 0 | 405,000 | 0 |
仮条件決定時 | 2020-07-13 | 2,100,000 | 0 | 1,005,000 | 600,000 | 0 | 405,000 | 0 |
価格決定時 | 2020-07-21 | 2,100,000 | 696,000 | 1,005,000 | 600,000 | 0 | 405,000 | 0 |
事業概要は、
コアとなるプラットフォーム技術である、
『切らないCRISPR技術(CRISPR-GNDM技術)』を用いた創薬によって、
その多くが希少疾患に属する遺伝子疾患に対して治療薬を生み出だしていく遺伝子治療薬開発です。
※CRISPR-GNDM(Guide Nucleotide-Directed Modulation)技術
事業(または売上)について
創薬事業は、多額の研究開発費用と長い時間を要するため、投資家の資金とパートナーからの契約金が必要。
モダリスのビジネスモデルは、協業パイプラインモデルと自社モデルパイプラインの2種類がある。
協業パイプラインモデルは、
パートナーに技術プラットフォームであるCRISPR-GNDM技術を開放し、
パートナーの選定したターゲットに対してパートナーの資金で治療薬の開発を行うモデル、
自社モデルパイプラインは、自己資金で治療薬の開発を行うモデル。
この2つを組み合わせることで、
早期の収益獲得と将来の大きなアップサイドである上市後の収益獲得の両方の特徴が得られる可能性がある。
目論見書発行時点では、アステラスとエーザイの2社と協業している。
この協業による契約一時金などのお陰で創業4年目にして黒字化が達成できている。
ライセンス面では、
モダリスは、東京大学との間で一部の特許ライセンスを受け、東京大学と特許を共同保有しており、
契約金や特許料の一部は東京大学にも支払われる。
また、Editas Medicine Inc(米国企業)から同社がライセンス権を保有するCRISPR/Cas9特許について、
非独占的実施権の許諾を受けて、その対価として、契約一時金を支払っている。
研究開発費は、研究員の人件費などに比例して上昇していくとのこと。
特に自社パイプラインが臨床段階にはいると研究開発費が増える可能性が高まる。
研究拠点は、日本ではなく米国にある これは雇用制度が柔軟で研究開発にとって必要であるからとのこと。
ターゲットとしている遺伝子疾患とは、
約1万といわれている疾患の中で、約7000が患者数の少ない希少疾患である。
この患者数は、一つ一つの疾患は細分化されていても、合わせると世界中で4億人もいるとされている。
希少疾患領域のための治療薬開発は、
開発コストと開発期間が膨大にかかる従来型の創薬では効率が悪いためこれまで敬遠されているため、
95%の希少疾患にはまだ治療薬がない状態である。
CRISPR-GNDM技術とは、
ゲノム編集技術であるCRISPR/Cas9 のコア分子であるCas9というCRISPR酵素を基に、
開発した独自の創薬プラットフォームシステムである。
この技術は、
Cas9タンパク質※7を詳細に解析して有効な改変を行い、また独自に開発した周辺技術と組み合わせ、
目的遺伝子の発現(細胞内での出現量)をオン・オフすることを可能にしたものであり、
いわば「遺伝子スイッチ」として機能するユニークかつパワフルな創薬技術(モダリティ)である。
通常のゲノム編集とは異なり、遺伝子の切断を行わず効果を発現させる技術である。
この CRISPR-GNDM技術によって、6,000を数えると言われる遺伝子疾患の原因遺伝子に対して、
エピジェネティクスを直接制御して治療法を生み出すことが可能になる。
2020年5月現在では、協業モデルのパイプラインが5つ、自社開発モデルのパイプラインが2つ走っている
などがあります。 海外企業と競合する傾向があります。