目次 Index
新規上場・IPO時の
チェックポイント
AI分析
AI-Analysis
■AI分析
IPOの情報をAIが統計的に傾向を分析。
5に近いほど公募価格に対して初値の上昇率が高い傾向を示す。
人気基準 |
スケール基準 |
公募売出基準 |
上場基準 |
市場環境(公募期間) |
事業性基準 |
1 |
1 |
2 |
1 |
3 |
1 |
※傾向の分析であり、結果を保証するものでは一切ありません。
株式の購入や売却等を勧誘するものではなく、また、投資アドバイスでもありません。
※詳しくは免責事項を確認ください。
■AI分析チャート
<IPO条件の傾向が近い過去上場の銘柄群>
名称 |
初値 変化率 |
| -6.0% |
| +73.5% |
| -4.6% |
| -5.0% |
| -2.3% |
| +17.3% |
会社概要 CompanyOverview
- 会社名称:テスホールディングス
- 概要:再生可能エネルギー発電所の開発・売電、小売電気事業、コージェネレーションシステムを始めとした各種環境・省エネ対策システム等の設計・調達・施工・オペレーション&メンテナンスほかです
- 業種セクターは、建設業です
- 東証1部に上場予定です。
- 企業規模は、(上場前)想定時価総額が、
(公募増資前)約596億円 (公募増資後)約715億円です
- 主幹事証券会社は、大和です。
https://www.tess-hd.co.jp/
まとめ Summary
- 環境配慮の省エネルギー・再生可能エネルギーのエンジニアリングを提供(EPC)
- 子会社にSPCを保有し、太陽光発電所の所有・売電を行っている
- ESG(環境・社会・ガバナンス)を経営の根幹に据えている
- 環境配慮のエネルギー、脱炭素エネルギー関連の事業
- 株式希薄化は、ストックオプションが約3%ある
新規公開情報
Initial Public Offering Memo
■上場前時価総額・発行比率・希薄化比率・ロックアップ解除情報
- 企業規模は、(上場前)想定時価総額が、
(公募増資前)約596億円 (公募増資後)約715億円です
- 公募総額は、119.0億円です
- 売出総額は、72.6億円です
- 公募増資による希薄化率は、約20%です
- 売出率は、約12%です
- 発行済株式数は、(公募前)35,069,100株です(自己株式数9,170,000株込み)、
(公募後)42,069,100株です
- 新株予約権等の希薄化株数は、1,062,000株です
- 90日ロックアップ解除(当初予定)日は、2021年04月19日です
- 180日ロックアップ解除(当初予定)日は、2021年10月23日です
■申込/購入スケジュール情報
- 抽選(申込)期間:
2021年04月12日(月)~2021年04月16日(金)
購入する権利を得るために抽選の申込をする期間
- 当選発表日 :
2021年04月19日(月)
当選とともに購入価格(公募/売出価格)が決定する日付
- 購入(申込)期間:
2021年04月20日(火)~2021年04月23日(金)
当選した際に購入の意思表示(申込)をする期間
- 上場日予定日 :
2021年04月27日(火)
■公募売出詳細情報
- 申込株数単位:100株 (当選に必要な申込金額は、170,000円)
- 想定発行価格は、1700円です
- 仮条件は、1470円-1700円です
- 公募/売出価格は、1700円です
- 上場初値は、2010円です(+18.2%)
- 公募株数は、7,000,000株です
(国内募集:4,886,900株+海外募集:2,113,100株)
- 売出株数は、4,270,000株です
(国内売出:4,270,000株+海外売出:0株)
- 国内当選口数は、91,569口です
- 主幹事証券会社は、大和証券です
(当選口数が多い)
- その他幹事証券会社は、三菱UFJモルガン・スタンレー証券/野村證券/SMBC日興証券/みずほ証券/岡三証券/いちよし証券/丸三証券/岩井コスモ証券/SBI証券/松井証券です
(主幹事より当選口数が少ない)
複数の幹事証券会社に申込するとより当選しやすくなります
大和 |
三菱UFJモルガン・スタンレー |
野村 |
SMBC日興 |
みずほ |
岡三 |
いちよし |
丸三 |
岩井コスモ |
SBI |
松井 |
主幹事 |
幹事 |
幹事 |
幹事 |
幹事 |
幹事 |
幹事 |
幹事 |
幹事 |
幹事 |
幹事 |
■公募売出条件履歴
|
更新日 |
想定価格 |
仮条件 |
公募売出価格 |
初期募集時 | 2021-03-24 | 1700円 | | |
仮条件決定時 | 2021-04-09 | | 1470~1700円 | |
価格決定時 | 2021-04-19 | | | 1700円 |
|
更新日 |
公募 国内海外 合計株数 |
公募 (海外割当) |
売出&OA 国内海外 合計株数 |
売出 (国内割当) |
売出 (海外割当) |
OA (国内割当) |
OA (海外割当) |
初期募集時 | 2021-03-24 | 7,000,000 | 0 | 4,270,000 | 2,800,000 | 0 | 1,470,000 | 0 |
仮条件決定時 | 2021-04-09 | 7,000,000 | 0 | 4,270,000 | 2,800,000 | 0 | 1,470,000 | 0 |
価格決定時 | 2021-04-19 | 7,000,000 | 2,113,100 | 4,270,000 | 2,800,000 | 0 | 1,470,000 | 0 |
※:( )は内訳を表す 例:公募(海外割当)の場合、公募の国内割当と海外割当があり、そのうち海外割当分を示す
事業概要 BusinessOverview
事業概要は、
テスエンジニアリングを中核とした18社の子会社の持分会社です。
テスエンジニアリング(阪和熱水工業株式会社)の創業は1979年と歴史があります。
事業は、エネルギープラントや設備のEPCを行うエンジニアリング事業と、
再生可能エネルギー発電所の運営・売電などのエネルギーサプライ事業の2つが柱です。
太陽光発電所を複数所有しています。
事業情報 Business Memo
事業構成(または売上構成)について
FY20/06期の売上構成は、
- 48%がエンジニアリング事業
- 52%がエネルギーサプライ事業
事業(または売上)について
エンジニアリング事業は、
エネルギープラントや設備のEPCを行っています。
※EPCとは、Enfineering(設計)・Procurement(調達)、Construction(施工)のこと
事業領域は、省エネルギー領域と再生可能エネルギー領域をメインとしています。
省エネルギー領域は、エネルギー節約や環境対策を求める顧客に対して、省エネルギー設備の提案と
そのEPCを受注して提供するサービスです。
再生可能エネルギー領域は、太陽光・バイオマス燃料・風力・地熱等の発電施設のEPCを行います。
受託型と開発型があり、受託型は、顧客がFIT認定を取得し、発電所のEPCを受託するビジネスです。
開発型は、自社グループがFIT認定を取得し、用地取得からEPCまで主体的に関与し、
太陽光発電施設等の再生可能エネルギー発電所を顧客に提供するソリューションです。
自社が保有する再生可能エネルギー発電所の開発も行っています。
エネルギーサプライ事業は、
自社が顧客に納入した施設のオペレーションとメンテナンスを行うサービスと、
FITを活用した自社所有(SPCを保有)の再生可能エネルギー発電所による発電・売電の事業があります。
FIT制度によって定められた買取価格と買取期間の間、安定した収益が得られます。
FIT制度の期間後は、市場価格で売電することになることが通常です。
PICKUP
運転中の太陽光発電所一覧
運転中の風力発電所一覧
運転中のバイオマス発電所一覧
2020年度に運転を開始した再生エネルギー発電所の一覧
2018年度以降のFIT制度(調達価格と調達期間)
FIT制度は、20年以降では風力・水力・地熱・バイオマスが残っていますが、
太陽光の固定買取は終了しています。
リスクについて
上記のようにFIT制度は、買取価格が段階的に引き下げられ、太陽光に関してはFIT制度が終了しました。
政府の動向によって、この固定買取価格が低下していく可能性があり、収益機会が減少するリスクがあります。
ただし、利益率の面では、発電コストの低下があり、この買取価格-発電コストのスプレッドが重要です。
事業が近い企業 Competitor
太陽光発電関連としては
- (9519)レノバ
- (9517)イーレックス
- (9284)カナディアンソーラー
- (9282)いちごグリーンインフラ投資法人
などがあります