目次 Index
新規上場・IPO時の
チェックポイント
AI分析
AI-Analysis
■AI分析
IPOの情報をAIが統計的に傾向を分析。
5に近いほど公募価格に対して初値の上昇率が高い傾向を示す。
人気基準 |
スケール基準 |
公募売出基準 |
上場基準 |
市場環境(公募期間) |
事業性基準 |
1 |
2 |
4 |
2 |
5 |
1 |
※傾向の分析であり、結果を保証するものでは一切ありません。
株式の購入や売却等を勧誘するものではなく、また、投資アドバイスでもありません。
※詳しくは免責事項を確認ください。
■AI分析チャート
<IPO条件の傾向が近い過去上場の銘柄群>
名称 |
初値 変化率 |
| +9.6% |
| +2.5% |
| -3.5% |
| +0.0% |
| -4.2% |
| +33.3% |
会社概要 CompanyOverview
- 会社名称:ノバック
- 概要:土木工事・建築工事事業です
- 業種セクターは、建設業です
- 東証2部に上場予定です。
- 企業規模は、(上場前)想定時価総額が、
(公募増資前)約140億円 (公募増資後)約154億円です
- 主幹事証券会社は、東海東京です。
https://www.novac-cnst.co.jp/
まとめ Summary
- 官公庁発注工事や洪水対策事業、高速道路、橋梁下部工事など土木工事や、民間企業発注の建築工事の事業
- 元請比率が直近5期連続で100%と比較的大規模で高利益率の工事を受注
- 粗利率が1割前半
- 1965年創業
- 従業員持ち株会が筆頭株主で約26%を保有、代表取締役は40年超の生え抜き社員で第二位の株主で約7%を保有
- ファンドやベンチャーキャピタルの保有はない
- 新株予約権はない
- 上場による取得資金の使途のメインは運転資金
新規公開情報
Initial Public Offering Memo
■上場前時価総額・発行比率・希薄化比率・ロックアップ解除情報
- 企業規模は、(上場前)想定時価総額が、
(公募増資前)約140億円 (公募増資後)約154億円です
- 公募総額は、14.4億円です
- 売出総額は、13.2億円です
- 公募増資による希薄化率は、約10%です
- 売出率は、約9%です
- 発行済株式数は、(公募前)4,650,000株です(自己株式数52,100株込み)、
(公募後)5,130,000株です
- 新株予約権等の希薄化株数は、0株です
- 180日ロックアップ解除(当初予定)日は、2022年09月26日です
■申込/購入スケジュール情報
- 抽選(申込)期間:
2022年03月15日(火)~2022年03月22日(火)
購入する権利を得るために抽選の申込をする期間
- 当選発表日 :
2022年03月23日(水)
当選とともに購入価格(公募/売出価格)が決定する日付
- 購入(申込)期間:
2022年03月24日(木)~2022年03月29日(火)
当選した際に購入の意思表示(申込)をする期間
- 上場日予定日 :
2022年03月31日(木)
■公募売出詳細情報
- 申込株数単位:100株 (当選に必要な申込金額は、300,000円)
- 想定発行価格は、3260円です
- 仮条件は、3000円-3260円です
- 公募/売出価格は、3000円です
- 上場初値は、2630円です(-12.3%)
- 公募株数は、480,000株です
(国内募集:480,000株+海外募集:0株)
- 売出株数は、440,000株です
(国内売出:440,000株+海外売出:0株)
- 国内当選口数は、9,200口です
- 主幹事証券会社は、東海東京証券です
(当選口数が多い)
- その他幹事証券会社は、野村證券/SBI証券/楽天証券/岩井コスモ証券/あかつき証券/東洋証券/丸三証券です
(主幹事より当選口数が少ない)
複数の幹事証券会社に申込するとより当選しやすくなります
東海東京 |
野村 |
SBI |
楽天 |
岩井コスモ |
あかつき |
東洋 |
丸三 |
主幹事 |
幹事 |
幹事 |
幹事 |
幹事 |
幹事 |
幹事 |
幹事 |
■公募売出条件履歴
|
更新日 |
想定価格 |
仮条件 |
公募売出価格 |
初期募集時 | 2022-02-25 | 3260円 | | |
仮条件決定時 | 2022-03-14 | | 3000~3260円 | |
価格決定時 | 2022-03-23 | | | 3000円 |
|
更新日 |
公募 国内海外 合計株数 |
公募 (海外割当) |
売出&OA 国内海外 合計株数 |
売出 (国内割当) |
売出 (海外割当) |
OA (国内割当) |
OA (海外割当) |
初期募集時 | 2022-02-25 | 480,000 | 0 | 440,000 | 320,000 | 0 | 120,000 | 0 |
仮条件決定時 | 2022-03-14 | 480,000 | 0 | 440,000 | 320,000 | 0 | 120,000 | 0 |
価格決定時 | 2022-03-23 | 480,000 | 0 | 440,000 | 320,000 | 0 | 120,000 | 0 |
※:( )は内訳を表す 例:公募(海外割当)の場合、公募の国内割当と海外割当があり、そのうち海外割当分を示す
事業概要 BusinessOverview
事業概要は、
官公庁発注工事や洪水対策事業、高速道路、橋梁下部工事などの長命化事業を首都圏、関西圏を中心にその他の地域までも受注している土木工事事業と、民間企業発注の共同住宅工事などの建設工事の事業を行っています。
工事規模は、土木工事・建設工事ともに一件あたり約1から10億円がメインの事業です。
事業情報 Business Memo
事業構成(または売上構成)について
直近21年4期の売上構成は、
事業(または売上)について
建築工事事業は、
民間企業発注の共同住宅工事や、高速道路サービスエリア休憩施設や高齢者福祉施設、学校や超お社などの公共施設、物流倉庫などの建設工事を行っています。
事業エリアは、首都圏、関西圏、中部圏が中心です。
土木工事事業は、
国土交通省各地方整備局、各地方自治体各高速道路会社の官公庁発注工事を中心とした社会インフラ工事や、洪水対策事業のシールド工事、高速道路や橋梁下部などの長命化としての耐震補強工事などを行っています。
事業エリアは、首都圏、関西圏が中心ですが、東北、中部、中国、四国、九州地方でも受注を行っています。
PICKUP
土木工事事業の工事規模について:
土木工事事業の主な施工について:
建設工事事業の工事規模について:
建設工事事業の主な施工について:
今後の成長について:
国内の建設投資の増加による市場拡大によって受注が拡大し、売上が増加する可能性がありますが、継続的な右肩上がりの成長のためには海外展開が必要か、従業員の増加に伴う受注残の増加が必要になりそうです。上場による資金調達は、20年度に発生した売上債権の増加による営業キャッシュフローの赤字が発生しても問題ないように手元流動性を高める目的の可能性があり、積極的な成長投資の期待は現時点では低そうです。
リスクとしては、工事の遅延や人材確保難、建材費の高騰や、日本国内の建設投資の縮小などがあります。
事業が近い企業 Competitor
土木・建設工事の中堅企業としては、
- (1799)大本組
- (1866)北野建設
- (1776)三井住建道路
- (1867)植木組
- (1826)佐田建設
などの上場企業などがあります。