4192:スパイダープラス 
目論見書のポイント、AI分析


目次 Index

新規上場・IPO時の
チェックポイント

AI分析 
AI-Analysis

■AI分析

 IPOの情報をAIが統計的に傾向を分析。
 5に近いほど公募価格に対して初値の上昇率が高い傾向を示す。
人気基準 スケール基準 公募売出基準 上場基準 市場環境(公募期間) 事業性基準
5 1 2 5 2 5
※傾向の分析であり、結果を保証するものでは一切ありません。
株式の購入や売却等を勧誘するものではなく、また、投資アドバイスでもありません。
※詳しくは免責事項を確認ください。

■AI分析チャート

<IPO条件の傾向が近い過去上場の銘柄群>

名称 初値
変化率
4478:フリー
+25.0%
4449:ギフティ
+25.3%
3679:じげん
+191.7%
4180:Appier Group
+26.9%
6613:QDレーザ
+134.4%
4168:ヤプリ
+65.8%

会社概要 CompanyOverview

https://spiderplus.co.jp/



まとめ Summary

新規公開情報 
Initial Public Offering Memo

■上場前時価総額・発行比率・希薄化比率・ロックアップ解除情報

■申込/購入スケジュール情報

■公募売出詳細情報

  複数の幹事証券会社に申込するとより当選しやすくなります
野村 大和 SBI いちよし 岩井コスモ SMBC日興 岡三 みずほ 三菱UFJモルガン・スタンレー
主幹事 幹事 幹事 幹事 幹事 幹事 幹事 幹事 幹事

■公募売出条件履歴

更新日 想定価格 仮条件 公募売出価格
初期募集時2021-02-241010円
仮条件決定時2021-03-121010~1160円
価格決定時2021-03-191160円

更新日 公募
国内海外
合計株数
公募
(海外割当)
売出&OA
国内海外
合計株数
売出
(国内割当)
売出
(海外割当)
OA
(国内割当)
OA
(海外割当)
初期募集時2021-02-243,220,00005,571,9004,425,20001,146,7000
仮条件決定時2021-03-123,220,00005,571,9004,425,20001,146,7000
価格決定時2021-03-193,220,00005,571,90029,3004,395,9001,146,7000
 ※:( )は内訳を表す 例:公募(海外割当)の場合、公募の国内割当と海外割当があり、そのうち海外割当分を示す



事業概要 BusinessOverview

事業概要は、
建設業の現場業務を DX(デジタルトランスフォーメーション)する事によって
生産性向上に貢献する「SPIDERPLUS」の提供です。
SaaS型の建設現場アプリです。
もともと熱絶縁工事を提供するエンジニアリング事業の企業でしたが、
生産性改善のために、ICT事業を開始し、建設現場の業務効率化アプリがメイン事業になってきた会社です。



事業情報 Business Memo

事業構成(または売上構成)について
 FY20/12期の売上構成は、


事業(または売上)について
ICT事業は、
建設業の現場業務をDX(デジタルトランスフォーメーション)によって
生産性向上に寄与するSaaS型ソフトウェアを開発・販売しています。
主に総合建設業及び電気・空調設備業に対して、
建築図面・現場管理アプリ「SPIDERPLUS」を提供します。
「SPIDERPLUS」は、タブレット/スマートフォンで建設現場の図面のペーパーレス化を図り、
検査機器と連携してアプリの中で計測値を取り込むことで業務の効率化ができます。
建設業界は労働時間が長いことなどもあり、人材不足の状況です。
労働時間の短縮化、ひいては年間出勤日数の短縮など、建設業界の生産性向上に一定の寄与ができます。

エンジニアリング事業は、
創業期から熱絶縁工事を中心にサービスを提供しています。
熱絶縁工事は、熱を使うビルや工場などでエネルギー効率を高めるために装置や配管に断熱材を取付ける工事。
従来のガラス繊維でできたグラスウールなどの断熱材の他に、「アーマフレックス」も取り扱いを開始。
「アーマフレックス」の特徴は、
難燃性、耐湿性、圧縮クリープ特性が高い、フロンを使用していないので環境に優しいなどがあります。
従来の熱絶縁工事では空調工事、配管工事を行っている企業様からの受注のみであったが、
「アーマフレックス」を使用した工事においては、
17年間の施工実績から、同業他社からの依頼も増えてきているとのこと。
エンジニアリング事業で把握した建設現場の情報や困りごと(ニーズ)をICT事業の実務へ落とし込むことで、
「SPIDERPLUS」の実用性を高めるシナジー効果があります。



PICKUP

契約ID、契約社数、平均単価について
建設業出身だからこそ、充実したフォローアップが必要と考えている企業。
営業が直接建設現場に赴いて現場説明会を実施、更に建設現場のニーズをヒアリングし、
開発チームと連携して「SPIDERPLUS」の機能に反映します。
カスタマーサポートが顧客の困りごとをメール・電話で対応するなど、フォローアップ体制も強化しているため、
契約社数に対する2020年12月期の月次平均解約率は0.6%と低い水準です。
導入初期及び日々の問合せ対応について顧客満足度が高く、20年12月期における既存顧客のNRRは145%です。
※NRR(Net Retention Rate)は、既存顧客の売上高継続率を表します
 ICT事業の「(2020年12月期売上高)÷(2019年12月期売上高)」から算出できます。

スパイダープラス,契約数の推移


SPIDERPLUSの特徴
①図面管理機能
紙ベースで行っていた図面を用いた施工管理並びに検査は、「SPIDERPLUS」の図面管理機能を使うことで、
便利に、かつ効率的に行うことができるようになります。
タブレットに図面を取り込み、「SPIDERPLUS」を用いて閲覧することで、
今まで紙で持ち運んだり、ファイルで管理していた大量のデータがタブレット1つで持ち運びできます。
更に、図面管理機能自体の特徴として図面の拡大、縮小が簡単に行え、
図面自体に直接書き込みや、検査が必要な箇所にアイコンを設置し、
設置したアイコンにメモや写真を貼り付けることで検査内容の記録ができます。
スパイダープラス,特徴の説明1

②写真管理機能
現場管理者がデジタルカメラで各種検査箇所を撮影、保存し、作業完了後オフィスに戻り、
写真の突き合わせや、検査場所への貼り付けなどを行い、作業時間の負荷がかなり高かった。
「SPIDERPLUS」を使うことで、タブレットに付属しているカメラから撮影した画像を
直接図面に貼り付けることができ、「SPIDERPLUS」は写真撮影時に黒板を添付する電子小黒板機能にも対応していて、
国土交通省が推奨している電子納品の指定フォーマットにも対応。
「SPIDERPLUS」は撮影した方向を矢印で表示できる点にも特徴があります。
本機能により、どこから、どういう視点で撮られたのかが一目瞭然となります。
写真管理機能は外部のカメラとも機能連携しており、高所での撮影や360度の写真を撮ることもできます。
スパイダープラス,特徴の説明2


収益体系について
ICT事業は、ソフトウェアを月額課金で提供するサブスクリプション型です。
内訳としては、
①顧客との契約において定められたID単位で毎月課金される「ストック収入」
②受託開発による「カスタム収入」
③タブレットやタブレットケースなど周辺機器の販売による「その他売上高」
があります。
ICT事業の売上高のうち「ストック収入」の割合が 95%超とほぼソフトウェア収入で構成されています。
以下のように幅広顧客がいますが、顧客企業の専属代理店として
サイバーエージェントが販売先の約20%を占めています。
スパイダープラス,事業系統図



事業が近い企業 Competitor

建設ICT事業の
建設業界システムインテグレーションの
上場していない建設ソフトウェアもたくさんあります